菊池班の論文がPNASに掲載されました

2024.03.05

ある種の腸内細菌が昆虫の腸壁を突破して宿主昆虫の免疫系を活性化し、これによって致死的な病原菌の感染に強くなることを発見しました。この腸内細菌は、腸壁を突破して宿主の体内に侵入しても病原性は示しません。昆虫は腸内細菌を積極的に利用して病原菌に備えているようです。昆虫の免疫系はまだまだ分からないことが多いですが、その深淵の一端を解明した成果になります。このような不思議な腸内細菌がどのようなメカニズムで(そしてどのような運動で)腸壁を突破するのか?今後の面白い研究テーマです。

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